証券口座を乗っ取られ勝手に株式を売買される被害が全国で相次ぐなか、愛媛県内でも被害が4月に初めて確認され、5月30日時点で10件に上っていることが分かりました。被害者のなかには3000万円分の株式が売られていた人もいました。

警察によりますと愛媛県内では4月以降、5月30日時点で30~60代の男女10人の被害を確認。ウソのメールなどから偽のサイトに誘導し、口座のIDなどを盗む「フィッシング」の手口で証券口座を乗っ取られ、保有する株式が勝手に売られていたうえ、別の株式が大量に買われていたとしています。

被害が明らかになっている5件では、250万円~3000万円分に渡って株式を売買されていました。

このうち80代の男性は、証券会社の口座へ今年3月末に不正アクセスされて3000万円分の株式を売られ、香港市場の株式が大量に買われたいたということです。

犯人グループは同じ株式を事前に買い、不正アクセスした口座で大量に株式を購入して株価をつり上げ、事前に安く買っていた同じ株式を売って差額の利益を得る「株価操縦」を行っているものとみられます。

県警サイバー犯罪対策課は、不正アクセス禁止法違反の疑いで犯人グループの特定などの捜査を進めています。

#愛媛県 #証券口座 #証券会社 #フィッシング #乗っ取り #株式 #不正 #アクセス #警察 #被害 #事件 #投資

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。