東京・江戸川区の工事現場で27日に発生した爆発火災で、火元から120メートル離れた建物でもガラスが割れるなど被害が広範囲に及んでいたことが分かった。

この事故は江戸川区東葛西の工事現場で27日、爆発火災があり、作業員ら10人が軽傷を負ったもので、重機のドリル部分が地中のガスボンベに当たったことで引火したとみられている。

その後の取材で、火元となった工事現場から120メートル離れた建物でもガラスが割れるなどしていて、合わせて38棟の外壁や天井など広範囲にわたり被害が及んだことが分かった。

引火したのは金属の溶接などで使われる「アセチレンガス」のボンベとみられ、警視庁は28日朝から現場検証を行い、地中60センチほどの深さにあるガスボンベを掘り起こすなど原因を調べている。
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