母体や胎児の合併症などに対応した集中治療室「MFICU」が岡山市の岡山大学病院に新設されました。岡山大学病院はこれで県内3ヵ所目の「総合周産期母子医療センター」に指定され、岡山の周産期医療の新たな拠点として期待されています。

岡山大学病院では5月27日、開所式が行われ、病院や県の関係者ら約40人が参加しました。

「総合周産期母子医療センター」は新生児の集中治療室「NICU」と回復室「GCU」に加え、今回、新設された母体胎児集中治療室「MFICU」の3つがそろった施設です。母体や胎児に合併症がある妊婦を妊娠中から産後まで、一貫してケアできる機能を持ちます。

県内では倉敷市の倉敷中央病院や岡山市の岡山医療センターが指定されていて今回で3カ所目です。新設されたMFICUは6床。専用の医療機器で母体と胎児の両方に特別な治療や管理を行うことができ、高齢出産でリスクが伴う妊娠などにも対応します。

岡山大学病院のMFICUは6月1日から運用が始まります。

岡山放送
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