米の高騰が続くなか、備蓄米放出で行われることになった「随意契約」では、30万トンが放出され、毎日先着順で受付されることになった。
きょう中に、大手小売業者の数社と契約を結ぶ見通しであることがFNNの取材でわかった。

小泉農水相:
一層のスピード感と危機感を持って米の価格についての国民の皆さまの不安を払拭していく、そのような強い決意のもと、事務方とも連日議論しながら具体的な内容を取りまとめました。

今回行われる「随意契約」では、2022年産が20万トン、2021年産が10万トンの合わせて30万トンの備蓄米が売り渡され、需要があれば、さらに無制限で放出する。

売り渡し価格は60kgあたり税抜平均で1万700円で、一般的な経費をのせた店頭価格は、これまでの在庫分とブレンドしない場合、5kgあたり2000円ほどとなる水準だという。

複数の政府関係者によりますと、今日中に大手小売業者、少なくとも数社と契約を結ぶ見通しだという。

こうしたなか、農水省は、コメ高騰に対応するため、全国で500人規模の職員が参加するチームを発足させた。
小泉大臣は、コメ離れを防ぐため、農水省の責任を果たしていくと強調した。
(フジテレビ経済部)