自民党の麻生太郎最高顧問は24日、福岡市で開かれた党の会合であいさつし、「衆院で少数与党になり、参院の存在が、自民党、公明党を守っている。大事な参院の過半数の議席だ」と指摘。夏の参院選について、「我々は、この参院の議席を断固死守していかなければならない」と強調した。
また、自民党の森山裕幹事長も24日、宮崎市で開かれた会合で、「今、衆院は少数与党だ。参院では、なんとか過半数を得ているから国会運営もできているが、参院でもしものことがあって過半数割れが起きると、本当の意味の政権交代が起きてしまう」と述べた。
一方、麻生氏は同じ会合で皇位継承について、「安定的な皇位継承のあり方について野党と話をしているが、126代、引き継がれてきた歴史のある伝統を引き継いでいかなければならないというのが、自民党という保守政党のあるべき姿だ」と述べた。