台湾の高校生などが体験する教育旅行を被災地に誘致しようという取り組みです。
台湾の教育関係者を招いたツアーが5月20日から岩手県・宮城県で行われていて、一行が22日に陸前高田市を訪れました。
これは震災の伝承施設を台湾の防災教育に活用してもらおうと行われているものです。
今回は、台南市の教育関係者6人が招かれ、22日、宮城県から陸前高田市に入りました。
一行は、はじめに農業の体験型テーマパーク・ワタミオーガニックランドを視察しました。
ワタミオーガニックランド 田端孝芳ランド長
「そこの一番近くの山からベルトコンベアーで運ぶことを実践しました。それによってトラックだと10年かかるのをベルトコンベアーで約3年間でかさ上げをすることが出来ました」
参加者は被災地の復興を目指して整備された施設について興味深げに説明を聞いていました。
このあと一行は東日本大震災津波伝承館を訪れ、展示された資料を見学しながら震災当時の被災状況などを聞きました。
参加者は台湾の生徒たちが被災地を訪れ、震災について自身の目で確かめ肌で感じることが防災・復興教育につながると話していました。
一行は23日に平泉町で世界遺産を見学し、24日に帰国するということです。