岩手県大船渡市の山林火災で被災した人たちへ向けた仮設住宅について、赤崎町蛸ノ浦地区に続き、5月23日は三陸町綾里の仮設住宅に入居する人に、鍵の引き渡しが行われました。
23日は大船渡市役所で仮設住宅の鍵が引き渡されました。
仮設住宅は市の要望を受けて県が整備したものです。
三陸町綾里と赤崎町蛸ノ浦地区の2カ所に長屋タイプの合計33戸が建てられました。
このうち綾里の仮設住宅への入居が24日から始まり、現時点で19世帯が入ることになっています。
入居する人たちは市の担当者から住宅の説明を受けて鍵の入った封筒を受け取りました。
鍵を受け取った人
「(避難生活は)2月からずっと(生活の再建は)これからだね」
自宅が全焼し約3カ月間にわたり避難所で生活してきた泉惠さんも、市役所を訪れました。
夫と子ども2人の一家4人で仮設住宅に入居します。避難生活の終わりを前に、ほっとした様子を見せていました。
泉惠さん
「(避難所は)いろいろな人が常に出入りしているので気を使う。(仮設住宅は)まだ外観しか見ていないので、あすを楽しみにしている」
一方、5月16日に鍵の引き渡しが行われた赤崎町蛸ノ浦地区の仮設住宅にはすでに7世帯が入居しています。