今年、富山県内で生産される主食用米は去年の実績と比べ、およそ4800トン増える見通しです。
北陸農政局の4月末時点の富山県内の地域ごとの水田の作付けの意向をまとめた調査では主食用米の面積は去年の実績と比べ900ヘクタール増えて3万2100ヘクタールとなり収量に換算すると4851トン増える見込みです。
これはほとんどの地域で備蓄用米を減らし、主食用米を増やす意向で米の供給不足や価格高騰を背景に、需要の高まりをうけた増産傾向とみられます。
北陸農政局によりますと、今後、6月末までに生産者から具体的な営農計画書が提出されることから、作付けの意向は今後、変動する可能性があるとしています。
小泉農水大臣は、23日備蓄米の店頭価格について5キロ当たり2000円台を目指す考えを表明しましたが、これが富山県内農家へのコメの作付けの意向にどのような影響があるのか注視したいと思います。