岩手県内3つの神楽を含む日本の神楽のユネスコ無形文化遺産登録を目指し、5月23日に東京で決起大会が開かれました。
達増知事も出席し登録に向けた決意を力強く語りました。
決起大会には32の道府県の知事らで構成する「神楽継承・振興知事連合」の知事など関係者約180人が出席しました。
日本には4000以上の神楽があり、ユネスコ無形文化遺産には、これまでに花巻市の「早池峰神楽」や島根県の「佐陀神能」が登録されています。
知事連合ではこれらを含め国が「重要無形民俗文化財」に指定している40の神楽をひとくくりにして、2028年のユネスコ無形文化遺産登録を目指しています。
40の神楽の中には早池峰神楽のほかに普代村の「鵜鳥神楽」、そして宮古市の「黒森神楽」と県内3つの神楽が含まれています。
23日は宮崎県に伝わる「高千穂の夜神楽」が披露されたほか、40の神楽それぞれが写真で紹介されました。
そして、知事連合の共同代表を務める達増知事が登録に向けた決意を力強く述べました。
岩手県 達増知事
「日本の宝を世界の宝にすべく、2028年、ユネスコ無形文化遺産登録を目指すことを 強く宣言する」
この後、知事連合は阿部俊子文部科学大臣のもとを訪れ、神楽のユネスコ無形文化遺産登録を支援するよう求める要望書を提出しました。
文化庁の文化審議会は、今後、ユネスコ無形文化遺産に提案する内容を審議することにしていて、これに神楽が内定すれば2026年3月にユネスコへ提案されます。
(岩手めんこいテレビ)