首里城の再建に携わる琉球大学の高良倉吉名誉教授がアジア地域の文化振興に貢献した人に贈られる福岡アジア文化賞の大賞に選ばれました。
琉球大学名誉教授の高良倉吉さんは、琉球王国の歴史学が専門で現在、首里城の再建に向けて国の技術検討委員会の委員長を務めています。
福岡市は21日、福岡アジア文化賞の大賞に高良さんが選ばれたことを発表しました。
大賞の理由について「綿密な資料分析や行動力で琉球史学を学術研究から現代における実践の場へと広げた」としています。
高良さんは「首里城はアジアと沖縄が交流した歴史と文化を伝える大切な存在、今年の受賞は私にとって最高の激励だと受け止めている」とコメントを寄せています。
授賞式は福岡県で9月16日に行われる予定です。