2004年に西原町で見つかった沖縄戦戦没者の遺骨の身元が、国が行うDNA鑑定で判明したことがわかりました。

DNA鑑定による身元の判明はこれで7例目となります。

国のDNA鑑定により身元が判明したのは旧日本軍の兵士の遺骨で、2004年11月に沖縄県が西原町で行っていた土地の造成工事の際に発見されました。

厚生労働省は、戦没者の出身地や氏名などを公表するかについて遺族と調整しているということです。

県内では2010年に那覇市真嘉比で名前が刻まれた万年筆とともに発見された遺骨の身元が判明したのが最初で、2022年には遺骨収集ボランティアの夫妻が糸満市で見つけた遺骨の身元が分かり遺族の元に返されました。

DNA鑑定にあたって国は当初、遺骨の周辺から遺留品が見つかるなど手がかりがあるものに限っていましたが、遺族の高齢化を理由に現在は手がかりが無くても申請を受け付けています。

沖縄テレビ
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