物価高騰が続く中、政府はガソリン価格を抑えるための新たな支援策をきょうから始めました。最終的にはレギュラーガソリン1リットル当たり10円を補助するこの取り組み、県民からは様々な声が聞かれました。

政府が22日から始めた『燃料油価格定額引下げ措置』。これは物価高騰への対応として、ガソリンの価格を抑える新たな支援策です。

1週目の22日から5月28日にかけては、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格が、前の週より5円値下がりするよう、石油元売り各社に補助金を支給。

その後も段階的に補助を増やし、最終的には1リットル当たり10円を定額補助するというものです。

こちらは熊本市東区にあるガソリンスタンド。今回の支援策を見越し、すでに先週から通常価格より5円値下げした価格で販売していたということで、22日のレギュラーガソリン最安値は1リットル166円でした。

【給油に来た人】
「やはり違う。他の物価もなんでも上がっているから」「安くなるのはいいこと。ただ前からすると、だいぶ高い」

一方、このような声も。

【給油に来た人】
「うれしいにはうれしいが、我々庶民からすると〈誤差〉くらいのもの。いい政策とは思えない」

今回の取り組みに対し、店の人は。

【カーエネクス桜木SS岩崎謙吾さん】
「需要があるかと思ったが、そこまで混雑は見受けられない。今までが高止まりのような傾向にあったので、それからすると『少しでも安いほうがいい』という客からの声はもらっている」

車社会の熊本では必要不可欠なガソリン。物価高が続く中で、10円という値下げ額は私たちの生活の一助となるのでしょうか。

テレビ熊本
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