自身が起こした人身事故や交通違反、運転免許停止について管理職への報告を怠ったほか、無免許運転を行い運転免許停止となったことについても報告しなかったうえ、再び無免許運転を行い現行犯逮捕された静岡県立焼津中央高校の男性教師について、県教育委員会は5月21日付で懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分となったのは県立焼津中央高校の男性教師(32)で2022年7月に起こした人身事故や2023年5月に交通違反を犯したこと、同年6月8日に受けた30日間の運転免許停止処分について、いずれも上司に報告しませんでした。

さらに、男性教師は運転免許停止期間中に車を運転し、2年間の運転免許取り消し処分を受けたことについても報告を怠ったほか、2025年1月24日、東名高速で無免許運転をして現行犯逮捕されました。

また、運転免許停止期間や運転免許が取り消された後も通勤届や自家用車申請の変更を届け出ず、通勤手当や出張旅費を不正に受給したこともわかっています。

県教委の聞き取りに対して男性教師は「私の規範意識の低さが招いたこと。今回逮捕されなければ無免許であることを隠して運転し続けていた。教育公務員としての自覚や責任感に欠けていて、公務員の信用を失墜させてしまったことを深く反省している」などと話しているということです。

男性教師は2月4日に道路交通法違反の罪で起訴され、5月9日に懲役5カ月・執行猶予3年の判決を言い渡されています。

テレビ静岡
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