走行中の列車の窓ガラスが割れ、3人が死傷した事故で、列車に衝突したのは風で飛ばされた農機具用の小屋だとみられています。
5月22日午後6時前、長野県須坂市内を走っていた長野電鉄の普通列車の窓ガラスが割れました。
この事故で長野市の男性会社員(56)が死亡、長野市の公務員の男性2人が軽いけがをしました。
警察などによりますと、線路脇に建てられた農機具用のパイプ製の小屋が強い風で飛ばされ、衝突したとみられています。
近所の人:
「トラクターが雨で濡れてしまうから(小屋を)やったんだな。(トラクターを囲うように小屋が建っていた?)そうそう」
当時、県北部には「竜巻注意情報」が出されていました。
警察などによりますと、運転士は「線路に小屋のような障害物があってブレーキをかけた」と話しているということです。
23日午前、国の運輸安全委員会の調査官2人が須坂市に着き、事故の原因を調べています。