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プレスリリース配信元:コスモヘルス株式会社

50代以上のシニア480名以上に『通信講座』に関するアンケート調査を実施




シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『通信講座』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、知識欲と行動の間に横たわる壁、人気の学習ジャンル、継続を支える環境づくりなど、シニア世代の学びの実情が明らかになりました。

シニアに特化したマーケティングサービス【コスモラボ】ホームページ
https://cosmolab.jp/lp/research/

調査トピックス
◆自己管理が学びの継続を阻む最大の壁
受講継続の最大の壁として「自己管理ができない(やる気が続かない、継続して時間が取れない)」(45.1%)が最多を占めました。在宅学習が中心となる通信講座では、モチベーション維持のための効果的な仕組みづくりが喫緊の課題となっています。

◆心を豊かにする趣味系講座への強い関心
希望する講座ジャンルでは「食・料理」(43.3%)が最多で、「趣味(手芸・絵画・俳句・音楽・イラストなど)」(33.2%)、「ペン字・書道」(30.5%)と続きました。自己表現や感性を磨く学びを通じて、日々の生活に彩りと達成感をもたらす機会を求めています。

◆孤立を防ぐつながりが学びを支える
「メールやチャットでの質問受付」(36.1%)、「電話相談サポート」(35.4%)、「学習仲間との交流掲示板」(29.9%)が上位を占めました。この数字は、学びの過程で孤立せず、安心感を得られる環境整備の要望を表しています。デジタル環境下でも、人との接点や適切なサポートが学習の質と継続性を左右する決定的要素となっています。

1:通信講座を利用したことがありますか?(有効回答者数:488名)
全体の約3割が受講経験者である一方、潜在的関心層が4割に迫る数字は大きな可能性を秘めています。「興味はあるが利用したことはない」(38.3%)が最多となり、「興味はなく利用したことはない」(32.2%)、「過去に利用したことがある」(27.3%)、「現在利用している」(2.3%)と続きます。行動に踏み出せない理由を解消する体験機会の創出と魅力的な情報提供が、この潜在層を動かす鍵となるでしょう。



2:現在お持ちの資格があれば教えてください(※自動車運転免許を除く) (複数回答可)(有効回答者数:488名)
実務スキルと生活に直結する資格保持者が目立ち、「簿記・ファイナンシャルプランナー(FP)」(12.7%)、「調理師・食品衛生責任者」(9.0%)、「介護福祉士・社会福祉士」(7.0%)が上位を占めました。「看護師・准看護師」(3.9%)や「保育士」(4.9%)、「栄養士・管理栄養士」(2.3%)など福祉・健康系も一定数いました。これらは職歴や生活経験を基盤とした学び直しへの関心の高さを物語っており、シニア層が持つ知識の更新と活用への意欲が明確に表れています。



3:通信講座を始めた目的は何ですか?(複数回答可)(有効回答者数:144名)
「資格を取得してスキルアップしたいから」(38.2%)が最も多く、「新しいことに挑戦したいから」(34.0%)、「趣味・生きがいを見つけたいから」(26.4%)と続きます。
これらの数字は、シニア層が単なる時間つぶしではなく、社会参加と自己成長を強く意識した目的意識を持っていることを示しています。学びを通じた自己実現と、培った経験を活かす場の創出への渇望が見て取れる結果です。



4:通信講座で学んでいる(学んでいた)ジャンルはどれですか?  (複数回答可)(有効回答者数:144名)
「ペン字・書道」(30.6%)が最多で、次いで「趣味(手芸・絵画・俳句・音楽・イラストなど)」(22.2%)、「医療・保育・介護福祉(ケアマネジャーなど)」(19.4%)と続きます。自己表現と感性を磨く分野と、実生活で活かせる専門スキルの両方に高い関心が向けられています。



5:通信講座を選ぶ際に重視するポイントは何ですか?  (複数回答可)(有効回答者数:144名)
「内容」(68.1%)が最も多く、次いで「価格」(50.7%)、「資格や修了証がもらえるか」(41.0%)、「サポート体制(質問できる等)」(36.1%)でした。シニア層は何よりも学びの質を重視し、内容の充実度が講座選択の決定的基準となっています。
同時に、経済的負担との兼ね合いや、不安を解消するサポート体制の存在も重要視されており、質・価格・安心感の三位一体が選択の決め手となっていることが浮き彫りになりました。



6:受講の継続にあたって課題に感じたことはありますか?  (複数回答可)(有効回答者数:144名)
「自己管理ができない(やる気が続かない、継続して時間が取れない)」(45.1%)が最多で、「費用が高い」(25.0%)が続きます。意欲はあっても日常の忙しさやモチベーション維持の難しさが最大のハードルとなっており、一人で学ぶ孤独感も継続を阻む要因と考えられます。
この結果は、通信講座において自己管理をサポートする仕組みと、経済的負担を抑えた持続可能な料金設定の必要性を明確に示しています。



7:通信講座のサポート体制としてあったら嬉しいものはありますか?  (複数回答可)(有効回答者数:144名)
「メールやチャットでの質問受付」(36.1%)、「電話相談サポート」(35.4%)、「学習仲間との交流掲示板」(29.9%)、「進捗管理等の定期的なフォローアップ」(28.5%)と続きます。これらの数字が示すのは、一人で学ぶ不安を解消する人的支援の要望です。
質問できる安心感、仲間との励まし合い、継続を後押しする仕組みがシニア層の学びを支える三本柱となることが明らかで、孤立を防ぐつながりの場の創出が鍵となっています。



8:通信講座に支払える月額を教えてください(有効回答者数:144名)
「3,000円~5,000円未満」(42.4%)が最多で、「1,000円~3,000円未満」(30.6%)、「7,000円~10,000円未満」(9.7%)と続きます。実に8割弱の方が月額5,000円未満を適正価格と考えており、この価格帯が継続的な学びを支える経済的な閾値といえます。
シニア層の学びには、無理なく続けられる価格設定が不可欠であり、コストパフォーマンスの高さが選択の大きな判断材料となっている現実が浮き彫りになりました。



9:通信講座の情報をどのように知りましたか?   (複数回答可)(有効回答者数:144名)
「テレビ・新聞」(36.1%)、「雑誌・フリーペーパー」(35.4%)、「チラシ・DM」(29.9%)、「家族や友人からの紹介」(20.1%)と続きます。デジタル全盛時代にあっても、従来型メディアが依然として主要な情報源となっている実態が明らかになりました。
信頼性と馴染みのある媒体への依存は、情報の真偽を見極める慎重さの表れともいえ、口コミの影響力も重要な要素となっています。



10:今後、受講したい通信講座のジャンルはどれですか?   (複数回答可)(有効回答者数187名)
「食・料理」(43.3%)で最も多く、「趣味(手芸・絵画・俳句・音楽・イラストなど)」(33.2%)、「ペン字・書道」(30.5%)と続きます。日常生活に直結する実用的な知識と、心の豊かさをもたらす自己表現分野への強い関心が際立っています。
これらの数字が示すシニア層の学びの方向性は、生活の質を高める実用知識と心の充足をもたらす趣味・教養の両輪であり、単なるスキルアップを超えた豊かな人生設計への意欲を読み取ることができます。



総評
本調査から見えてきたのは、「学ぶ意欲と行動の間の隔たり」というシニア層の学習行動の特徴です。「興味はあるが利用したことはない」(38.3%)という数字は、潜在的ニーズの高さと同時に、第一歩を踏み出せない現実を映し出しています。

最大の障壁は「自己管理ができない(やる気が続かない、継続して時間が取れない)」(45.1%)と「費用が高い」(25.0%)にあり、継続的な学びを支えるには、モチベーション維持の仕組みと適正な価格設定(8割弱の方が月額5,000円未満を希望)が不可欠です。

注目すべきは学びの方向性です。「趣味(手芸・絵画・俳句・音楽・イラストなど)」(33.2%)、「ペン字・書道」(30.5%)という数字は、実用性よりも自己表現と心の充足を重視する傾向を示しています。同時に「メールやチャットでの質問受付」(36.1%)、「学習仲間との交流掲示板」(29.9%)というサポートニーズからは、デジタル環境でも人とのつながりを求める声が明らかになりました。

これらの結果は、シニア層向け通信講座においては、心の豊かさを育む質の高いコンテンツと、継続を支える人的サポート体制の充実が成功の鍵となることを示しています。デジタル時代においても、学びを通じた自己実現と社会参加への架け橋として、通信講座の新たな可能性が広がっています。


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コスモラボについて

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調査概要

■調査方法:ネットリサーチ
■調査地域:全国
■対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
■回答総数:488
■調査対象期間:2025年4月4日

データのご利用に関して

レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。
調査データの引用・転載の際は、「コスモヘルス株式会社調べ」と出典を明記いただき、
引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。
https://cosmolab.jp/report/correspondence_course_2504/

また、併せて広報担当までご連絡をお願いいたします。
https://cosmolab.jp/contact

会社概要

◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/

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