外国の運転免許証を日本の免許に切り替えるいわゆる「外免切替」について、警察庁は制度を見直し観光での滞在者の切り替えを認めない方向で検討していることを明らかにしました。
楠芳伸長官:
国籍に関わらず住民票の写しを原則とし、観光で滞在している方の外免切り替えを認めないとする。
埼玉県三郷市で小学生が負傷したひき逃げ事件など、外国人による交通事故が相次ぐ中、警察庁は「外免切替」の制度を厳格化する方針を決めました。
警察庁は、10問のマルバツ形式の「知識確認」について問題数を増やすなど厳格化することや、現行では観光での滞在者がホテルを住所として外免切替できますが、今後は住民票の写しの提出を求めるなど制度を見直す方針を明らかにしました。
去年、外免切替で運転免許を取得した人は7万5905人に上り、9年前から2倍以上に増えています。
外国人による交通事故の件数は、去年全国で7286件にのぼり、5年連続で増加しています。