富山の発展や地域の活性化に功績のあった個人や団体に贈られる富山テレビアクトクラブ賞。
その受賞者を21日からシリーズで紹介します。
21日は富山市で子ども食堂を運営する女性です。
毎週土曜日、子どもたちに無償で食事を提供している『やなぎまち子ども食堂in空満(カラフル)』。
空っぽな気持ちが満たされ、多くの人と交流することで日常がカラフルになってほしいという想いが込められています。
この子ども食堂を運営する坪坂明子さん。
*やなぎまち子ども食堂in空満 坪坂明子さん
「いろんな人と交流することで、子どもたちの世界は広がる。(子ども食堂から)帰る子どもたちの満足げな姿を見てそう思う」
夫が単身赴任だったため、1人で4人の子どもを育ててきた坪坂さん。
当時、近所の人に助けられた経験から、今度は自分の番だと5年前から活動を始めました。
この日のメニューはチーズピラフ。
県内の農家や企業から提供してもらった食材が使われています。
*訪れた子どもは
「おいしかった。(子ども食堂は)みんなと遊んだり交流できて楽しい」
この子ども食堂を訪れるのは子どもたち・・・だけではありません。
*訪れた人は
「ありがとう」
*訪れた母親は
「親子です。いろんな人と交流できるので楽しみにしている」
この日行われていたのは、大学生ボランティアによるお菓子作り教室。
*富山大学 医学部看護学科3年 なおさん
「子どもと遊ぶのが好きでボランティアしている」
*参加する子どもは
「カボチャをバターと混ぜている。ご飯やお菓子のクッキングが美味しいから(子ども食堂に来る)」
坪坂さんを中心に世代を超えた交流が地域に生まれています。
*やなぎまち子ども食堂in空満 坪坂明子さん
「1年前に夫が亡くなったとき、私自身が(子ども食堂に来てくれる)みんなに助けられた。人の絆やつながりは大切だと改めて思った」
「私自身が明るく楽しく元気よくやって、その姿を子どもたちや学生たちに見てもらいたい」