元日の能登半島地震から1年4カ月、被害が大きかった氷見市で農業用の用水路の復旧工事が概ね完了しました。
周辺の田んぼでは去年できなかった農作業ができるようになります。
氷見市では、国が管轄する農業用水路のうち47カ所が地割れや陥没などの被害を受けました。
去年秋から本格的な復旧工事が行われ、先月までに概ね完了したということです。
22日、現場の一つの大野地区で報告会が開かれ、国の担当者などが地中の管を入れ替えたり、砂利や改良した土を入れる液状化対策を施したことを説明しました。
周辺の田んぼでは、去年できなかった田植えができるようになったということです。
*地元の人は
「ようやく普段に戻ったという感じ。でこぼこで普通の車が通れるような状態ではなかった」
*西北陸土地改良調査管理事務所 稲場慎吾さん
「今回、液状化というのが大きな原因と思っていたので、液状化が今後起きにくい対策に特に力を入れた。頑張って営農に取り組んでほしい」