北海道・帯広市で、カラスに襲われそうになったカルガモの親子を守るため警察官が出動した。子ガモは親ガモの後ろを連なり、無事に川へとたどり着いたという。一方、標茶町では、シカが車道に飛び出し、500mにわたって蛇行しながら“先導”。背後を走っていた撮影者はシカが事故に巻き込まれないか心配していたという。

カラスからカルガモ親子守るため警察出動

北海道・帯広市で8日正午頃に撮影されたのは、通報を受けて駆けつけた2人の警察官の姿だった。

列を成すカルガモの親子(提供:ダラさん)
列を成すカルガモの親子(提供:ダラさん)
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その2人が守っていたのは、交差点を横断するカルガモの親子だ。警察官の間で、8羽の子ガモが親ガモの後ろをテクテク歩いていく。

しかし、なぜ警察まで出動していたのか。

居合わせた人によると、カルガモの親子がカラスに襲われそうになっていたため、警察に通報したという。カルガモ親子は約1時間後、無事に近くの川へたどり着いた。

道路に飛び出す鹿!まさかの車を先導?

一方、北海道・標茶町で5日午後7時半頃、夜の道路を走行中だった撮影者が勢いよく飛び出してきたシカと遭遇した。

脇から飛び出してきたシカ
脇から飛び出してきたシカ

飛び出してきたシカに、撮影者はとっさにブレーキを踏み、クラクション。同乗者は突然のことに「何がいたの?」と驚いていた。

シカはクラクションですぐに逃げたかと思われたが、再び道路へ飛び出してきた。

撮影者は「シカに先導されました」と語る。シカは目の前をずっと走り続け、道を逸れなかったのだ。しかも右へ左へと蛇行運転ならぬ“蛇行走り”まで見せていた。

フラフラと走り逆走まで行うシカ(視聴者提供)
フラフラと走り逆走まで行うシカ(視聴者提供)

さらに、ぴょんと対向車線へ飛び出して逆走も始め、これには撮影者は「どうすんのさこれ~」と困った様子だった。

当時を振り返り、撮影者は「対向車が来ないことを祈るばかりで、なんとか早く道路から逃がしたいなと思ったが、なかなか逃げてくれなくて」と話している。

その後、シカは約500m車を先導すると、茂みへ逃げていったという。
(「イット!」 5月12日放送より)

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