「すし文化」を継承していくために必要なのが寿司を握る人、職人の育成です。
高岡市で、調理師を目指す高校生が「握り」に挑戦しました。
高岡龍谷高校で行われた「すし実習」。
調理師を目指す調理科の生徒を対象に、毎年行われています。
挑戦したのは3年生25人。
寿司店を営む職人から魚のおろし方や握り方の手ほどきを受け、すし作りに挑戦しました。
シャリは県産コシヒカリ、ネタは氷見産のフクラギなど地物の魚。
生徒たちは、試行錯誤しながら握り寿司をこしらえました。
*生徒は
「楽しかった。職人さんに教えてもらえて、いい機会になった」
「握る時の力加減が難しかった10点満点だと、6点ぐらい」
一方、プロが握ったすしを口にした生徒は…
*生徒は
「ごはんがふわふわして、硬くない。自分が握ったすしより美味しい」
*県鮨商生活衛生同業組合 技術委員長 青木隆さん
「富山県は海もあり、美味しい米もあって、自慢を持って鮨を提供することができる。若い人も知ってもらって、自分たちも作ってみたいと関心をもっていただければありがたい」
高岡龍谷高校では、この春、1人が県内の寿司店に就職したということで、こうした実習を通し、生徒の寿司への関心を高めていきたいとしています。