暖かい日が続き、そろそろ冬物をしまおうと考える人もいるのでは。
さまざまなものの値段が上がる中、冬物をお得に洗濯できる方法を探った。
近づく衣替えの季節
5月13日、北海道池田町の最高気温は26.3℃。
北海道内で今年一番の暑さになった。
札幌市でも21.7℃まで上がり、6月中旬の陽気となった。
暖かくなると気になるのが、冬物の後始末だ。

「掛け布団をコインランドリーに持っていき、詰め込んで洗濯した。きれいな布団を使いたい」(街行く人)
「少しでも安い店を探してクリーニングしてもらうが、あまりに料金が高ければ安い布団に買い替える」(街行く人)
家庭での洗濯が難しく、店に持ち込むと費用がかさみがちな布団。
札幌市中央区のコインランドリー「ジャバリン」では、シーズンを終えた冬物の羽毛布団を洗濯しようという人が大勢訪れている。

お得にコインランドリーを活用
ここでは自分で洗うだけではなく、プロに依頼することもできる。
「羽毛布団の取り扱いが増えてきたほか、ダウンジャケット類も。土・日曜日は1日100~150枚ほど羽毛布団を洗濯している。シングルの羽毛布団は2500円くらいで洗濯できる」(ジャバリン 竹内 康さん)
札幌市内の大手クリーニングチェーンでは、羽毛掛け布団シングル1枚で6600~8250円。
洗剤などの値上がりで、料金の値上げを検討しているところもある。

コインランドリーを上手に使えば数千円お得に済ませることができそうだが、うまくできるのか心配だ。
洗濯のエキスパートにポイントを教えてもらった。
「洗濯表示で一番左側のマークが水洗いができるかどうかで、二番目のマークが漂白できるかどうかのマーク」(竹内さん)
このマークにバツ印がついているものはできないので、注意が必要。

早く乾かすポイント
掛け布団と敷布団は厚さが違うため、別々に洗濯と乾燥をする必要がある。
「シングルの羽毛布団1枚の場合、容量12キロほどの小さい洗濯機に入れる。隙間があるなら布団カバーやダウンジャケットも入れて一度に洗える」(竹内さん)
約30分で洗い終わり、続いては乾燥だ。
1時間ほどかかるが、早く乾かすポイントが。

「30分ほどで羽毛布団が膨らみ始める。その際、先に布団カバーだけ取り出しておく。他の物の乾燥のじゃまになるので、先に乾いた物は出した方がいい」(竹内さん)
羽毛掛け布団と布団カバーを一度に洗濯・乾燥して、かかった時間は約1時間30分。費用は2500円。
物価高騰の折、冬物の後始末も賢く済ませたい。
