福岡市で6日、無人販売店に黒ずくめの人物が現れ、ショーケースから最も高価な贈答用馬肉セット2箱(計1万円)を、わずか15秒で盗んで立ち去った。位置を熟知したような素早い行動から下見済みとみられ、店主は「早く捕まって欲しい」と怒りをあらわにした。

黒ずくめの人物が一目散に高級セットの元へ

6日午前2時過ぎ、福岡市南区の無人販売店「馬活」でカメラが捉えたのは、黒ずくめの人物が入店からわずか15秒で出て行く様子だ。

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実は、店で一番高い商品が盗まれる瞬間だった。狙われたのは奥のショーケースに入っていた箱入りの馬肉セット、1箱5000円だ。

(防犯カメラ映像)
(防犯カメラ映像)

黒ずくめの人物は、店に入ると一目散に馬肉セットの元へ向かった。取り出したのは2つ、合わせて1万円だ。そして、料金入れをスルーして立ち去った。

入店は午前2時13分5秒、店から出て行ったのは午前2時13分20秒。わずか15秒の犯行だった。

わずか15秒の犯行に下見の可能性

馬肉とタレが入った最も高い贈答用セットがある場所を、知っていたかのようだ。

馬活の田村友オーナーは「多分、下見もしているだろうし、一度は来たことがある人間だなと思う。何の躊躇もなく迷いもなく、あっという間に盗んでいった。早く捕まって欲しい。怒りはあります」と話している。

警察が窃盗事件として捜査を進めている。
(「イット!」5月15日放送より)

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