5月15日(木)北海道日本ハムファイターズは本拠地エスコンフィールドでオリックス・バファローズとの12回戦に臨み、7対0で2カード連続の勝ち越しを決めました。
0対0で迎えた7回表、2アウト3塁のピンチでプロ18年目の“北の鉄腕”宮西尚生投手(39)が3番手で登板。オリックスの2番・西川龍馬選手(30)を141キロのストレートでセカンドゴロに打ち取り、無失点で切り抜けます。この登板で宮西投手は880試合連続リリーフ登板を達成し、NPB新記録を樹立しました。そのウラ、郡司裕也選手(27)が均衡を破る2点タイムリーを放つなど快勝したファイターズ。来月2日に40歳を迎えるチーム最年長左腕にも705日ぶりの白星が舞い込み、特別な1日となりました。
この新記録樹立に宮西投手は「北海道でできたことは記憶にも残るし、良かった。これからプロ野球に入ってくる若い子たちが少しでもくじけそうになった時、踏ん張れるようなものになってくれればやったかいがあったかな」と後進の選手たちを思いやりながら感慨深げに振り返りました。それでも花束を贈る際、新庄剛志監督(53)は「日本記録を作ったから、今度は一から。記録を達成してナンバーワンになってしまったので(これからは)新人のつもりでまた野球を楽しんでもらえたらもっともっと長くできると思う」と直接送った“新庄節のエール”を明かしました。