沖縄県内ではこれまでにもアメリカ軍機からの落下物事故が相次いで発生し、県民の安全が脅かされる状況が続いています。
2017年12月13日、普天間基地を飛び立ったアメリカ海兵隊の大型輸送ヘリCH53から重さ7.7キロの窓が宜野湾市の普天間第二小学校の運動場に落下しました。
当時、運動場では2年生と4年生の児童50人が体育の授業を受けていて、窓が落ちたのは児童からわずか10メートルほどの場所で、あわや大惨事となる事故でした。
2021年11月には、普天間基地周辺の住宅街で海兵隊のオスプレイからステンレス製の水筒が落下する事故がありました。
2021年にはこのほかにも、7月にCH53ヘリが訓練中に渡名喜村沖にコンテナを落下させ、8月にはオスプレイから重さ1.8キロのパネルが落下するなど事故が相次ぎました。
県によりますと、沖縄の本土復帰からこれまでに、アメリカ軍機からの部品等の落下事故は80件発生していて、住民の命をおびやかし重大な事故に繋がりかねない状況が続いています。