世界に誇る日本のシンボル「富士山」。
中国で今、ある騒動が起きている。
緑色の山肌に“雪化粧”した「山」が…
取材班が向かったのは、中国・北京に隣接する河北省の高層ビルが立ち並ぶエリア。
記者の目の前に姿を表したのは、頂上が白く、まるで富士山のような山だった。

緑色の山肌をしたこちらの山は、富士山を意識したのか、山頂にはなんとも不自然な白い雪化粧をまとっていた。
早速山頂を目指し登山を開始すると、雪化粧の正体は、白い塗料のようなもので塗り固められたものだった。

このまるで富士山のような山は、テーマパークに作られたアトラクション。
山頂からピンクや黄色の煙を噴き出す驚きの“噴火ショー”も催されるなど、多くの観光客が夢中でカメラを構える“映えスポット”となっていた。

中国人観光客:
もちろん富士山を真似した感じはあるけど、こっちを本物と思えばいいのよ。
中国人観光客:
とてもきれいだよ。
一方、SNSではこんな声も…。
あまりにも偽物。
何これ?これってお金いるの?
“ぼったくり”批判で入園料は半額に
開業当初、このテーマパークの入園料はコーヒーとクッキーがついて2000円ほどだったが、これに一部でぼったくりだとの批判が殺到し、現在は半額の1000円に値下げしたという。

物議を醸す人気の観光スポット。
テーマパーク側は、アトラクションについて「富士山とは関係ない」と主張している。
(「イット!」5月12日放送より)
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