愛知県豊橋市に本拠地を置く、プロバスケットボールBリーグの「三遠ネオフェニックス」は2025年5月11日、チャンピオンシップ準々決勝第2戦で群馬クレインサンダーズを破り、準決勝進出を果たしました。

2026年から始まる「Bリーグプレミア」参入に必要な新アリーナ問題は、議論が続いていて、長坂尚登市長は反対の姿勢を続けています。

■地元のファンは歓喜…CSに勝利の三遠ネオフェニックス

中地区で優勝して迎えたチャンピオンシップ準々決勝初戦を勝利し、準決勝進出がかかった5月11日の試合は、三遠ネオフェニックスのもうひとつのホームタウン、静岡県浜松市で行われました。この試合で群馬クレインサンダーズを破り、準決勝進出を果たしました。

一夜明けた5月12日、ホームタウンの豊橋市では…。

この記事の画像(5枚)

ファンら:
フェニックスも中地区優勝してめちゃくちゃ強くて。(準決勝の)琉球戦、相手はめちゃくちゃ強いと思うんですけど、フェニックスなら万全にしていけると思うので、頑張ってください。

とてもうれしい気持ちで、今フェニックスは強いから。

去年からずっと推していて。めっちゃうれしくて、勝ち進んでほしいです。

5月12日、店内にチームのユニフォームやサイン入りボールが飾っている豊橋市のコーヒーショップ「ブリッジビルドコーヒー」では、関係者が準決勝進出への喜びと、今後のチームに期待を寄せています。

店員:
めちゃくちゃうれしいですね。去年は確かここで敗れたので、今回強くなっていると実感して本当にうれしいです。色々な意見があると思うんですけど、アリーナができて、そこでフェニックスやBリーグのバスケの試合があって、そこからの景色を自分は見てみたいと思っています。

■準決勝は17日から浜松アリーナで

三遠ネオフェニックスは、5月17日からチャンピオンシップの準決勝で「琉球ゴールデンキングス」と対戦します。会場は静岡県浜松市の「浜松アリーナ」です。

琉球ゴールデンキングスは西地区で優勝、天皇杯で優勝するなど、強豪中の強豪ですが、勝ち抜けば、横浜アリーナでの決勝への切符をつかみます。

■新アリーナ建設に反対訴え当選の長坂市長 応援姿勢は「今まで通りです」

三遠ネオフェニックスは、2026年から始まる「Bリーグプレミア」参入のため、5000人以上が収容できる新しいアリーナを確保できるかが課題になっています。

新アリーナ建設反対を訴える長坂尚登市長と、推進を求める議会側との意見の対立が続いています。

新アリーナ建設に反対を訴えている豊橋市の長坂尚登市長は、取材に対し「初のベスト4進出おめでとうございます。日本一を目指して、次のセミファイナルも応援しています」とコメントしました。

また、三遠ネオフェニックスを市が応援する姿勢について変わりないかという質問に対し、「今まで通りです」と回答しています。

参議院選挙と同じ日に「住民投票」を行う案が浮上していて、5月15日にも推進派の議員が臨時市議会に条例案を提出する検討を進めています。B1リーグのチャンピオンだけでなく住民投票の行方にも注目が集まります。

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。