9日の秋田県内は気温が上がり、日中は各地で青空が広がりました。晴天に映える横手市のシバザクラは4月の天候不順で開花が遅れていますが、そんな中でも訪れた人は色鮮やかな花のかわいらしい見た目や香りを楽しんでいました。
横手市大森町の大森リゾート村で開かれている芝桜フェスタです。
もともとスキー場だった斜面に、ピンクや白、紫の色鮮やかで小ぶりなシバザクラが咲いています。4月は雨の日が多く気温が上がらなかったため、2024年よりも8日ほど遅い5月6日に咲き始めました。
約10万株が植えられていて、例年この時期は花のじゅうたんのような光景が広がりますが、ことしはもう少し先になりそうです。
それでも訪れた人たちは青空の下、花の香りや散策を楽しんでいました。
羽後町から訪れた人は「かわいらしい香りがする。シバザクラを見ると5月だなと感じて元気になる」と癒やされている様子でした。
男鹿市から訪れた人は「家の庭にも少しは咲いているが、こんなにあると圧巻ですてき」とスケールの大きさに驚いていました。
由利本荘市から訪れた人は「めっちゃきれい。小さくてかわいくて。小学校のころ横手に住んでいて、きれいだったなと思い出して来たがちょっと早かったみたい」と見頃を見られず、少し残念そうにしていました。
シバザクラの見頃は来週半ばで、10、11日は旧大森町出身の漫画家きくち正太さんのサイン会など様々なイベントが用意されています。