京都市内の道路で、自転車がバスの死角から飛び出し、車とあわや衝突となる瞬間がカメラに捉えられた。車を確認する素振りもなく走る自転車に撮影者は怒りをあらわにしている。また、各地では車の急な飛び出しやシニアカーの車道走行など危険な場面も相次ぎ、ドライバーは“予測不能”な状況に備える必要がある。

バスの死角から自転車飛び出しであわや衝突

京都市の道路で4月30日午後4時過ぎに撮影されたのは、撮影者が「何してん!もう!何してんのホンマ!ビックリするわホンマ~」と思わず怒りの声を上げた危険な瞬間だった。

車列にいたバスの前から飛び出した自転車(提供:一二三さん)
車列にいたバスの前から飛び出した自転車(提供:一二三さん)
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「なにしてるの!」と怒るのも無理はない。突如、車列の間から自転車に乗った女性が飛び出してきたのだった。

撮影者は「バスの死角からいきなり女性の方が飛び出して、急ブレーキかけてクラクションも鳴らしたが…」と振り返る。

立ち去る自転車の後ろ姿(提供:一二三さん)
立ち去る自転車の後ろ姿(提供:一二三さん)

あわや衝突は避けたが、女性は自転車を降りるとそそくさと立ち去ったという。

事故寸前の出来事を振り返り、撮影者は「出てきたときもこっちの方全然見ていないので、もうちょっとスピードが出ていたらぶつかっていた可能性は十分にあったと思う」と語っている。

見通しの悪いカーブで…追い越し飛び出し

一方、滋賀・大津市で4月21日午後3時頃、こちらでも急な飛び出しがカメラに捉えられていた。当時、撮影者は緩やかなカーブを走行中だった。

センターライン越えて迫る中央の車(提供:セレガーラ)
センターライン越えて迫る中央の車(提供:セレガーラ)

その時、撮影者が向かってきているにも関わらず、対向車が前の車を追い越そうとセンターラインをはみ出して飛び出してきたのだ。

当時の状況について、撮影者は「急に出てきて、正面衝突しそうするかもっていうところで、命の危険は感じた」と語っている。

すれ違ったのは衝突寸前の距離(提供:セレガーラ)
すれ違ったのは衝突寸前の距離(提供:セレガーラ)

撮影者によると、すれ違う際の距離はわずか数十cmで、ぶつかっていてもおかしくないギリギリのラインだった。

撮影者は「右カーブで相手さんから見て、私を多分認識できないはずなので、もうちょっと考えて運転してほしいなと」と話している。

なぜそこに?交差点をシニアカーが車道走行

飛び出してくるのは、何も車や自転車だけではない。

我関せずで車道を走るシニアカー
我関せずで車道を走るシニアカー

和歌山・海南市の交差点では4日午前11時半前、多くの車が行き交う交差点でシニアカーがゆっくりと「歩道」ではなく「車道」を走っていた。

現場に居合わせた撮影者は「シニアカーですか。勘違いしたのかな、危ないなぁと思って…」と振り返る。

スピードが出ていないからといって、もし車と衝突すれば大きな事故になりかねない場面だった。

撮影者は「他の車とスピードが全然違う。自分も他の走っている車もみんな危ないので、ルールとマナーを守って乗っていただきたい」と話した。
(「イット!」 5月8日放送より)

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