県内で相次いだアメリカ軍兵士による女性への暴行事件を巡り、県や日米両政府が再発防止策を話し合うフォーラムが9日、初めて開催されました。
フォーラムは2024年7月在日アメリカ軍が再発防止策の一環として発表し、初回は県や日米両政府が参加し北中城村のキャンプ・フォスターで行われました。
フォーラムは約2時間半にわたって非公開で行われました。
9日午後、出席した県の溜知事公室長が取材に応じました。
溜政仁知事公室長:
米軍の事件事故防止のために出来る事というのを提案しあうという場が設けられたことは大きな意義があったと考えています
フォーラムでは2016年に作成され、新たに着任したアメリカ兵に提供されている沖縄の実情などの資料について、更新していくことを確認したということです。
また、4月に沖縄市で実施された日米の合同パトロールについて、今後は那覇市など
他の地域へ拡大することなども確認したとしています。
フォーラムは今後、年に一回程度で開催されるということですが、県は必要に応じて開催を求めていきたいとしています。
フォーラムを巡っては、市民団体から議論を公開することと被害の実情を訴える女性団体を加えるよう求める声が上がっていましたが、関係機関の自由な意見交換を目的に現時点で公開される予定はないという事です。