2024年に荒茶の生産量が全国一位となった鹿児島県。
5月9日は西之表市で、熊毛地区のそれぞれの農家がつくった一番茶の出来栄えを審査する共進会が開かれました。
「日本一早い走り新茶の産地」として一番茶を売り込んでいる熊毛地区では、生産技術の向上などを図る目的で、毎年、共進会を開いています。
2025年は、3月26日から4月下旬にかけて熊毛地区で収穫された「やぶきた」や「さえみどり」など5つの品種の一番茶25点が出品され、県やJAの担当者が茶葉の色や香り、味を審査しました。
関係者によりますと、2025年の春先は冷え込みが強かったため、茶の芽が順調に伸び、製造しやすい年だったということで、品質の高い一番茶も多く並びました。
そして審査の結果、1等にあたる熊毛支庁賞には、南種子町の大川澄也さんが出品した「やぶきた」が選ばれました。
茶農家・大川澄也さん
「いつも変わらないものを提供していくことが良いことだと思うので、それだけを考えてやっていきたい」
審査委員長 県農業開発総合センター茶業部加工研究室・遠矢聡志室長
「上位のものはとても芽の香りが強くて、味も良いものが多く見られたと思う」
Q.2024年度産は荒茶生産量日本一になったが?
「今年度もそういった方向に持っていければ良い年になると思う」