戦後80年を迎える中、唐津市浜玉町では9日、戦没者の追悼式が行われ、出席者は平和へ祈りを捧げました。

【浜玉町遺族会 荒田義毅会長(88)】
「(今後)遺骨が帰ってきたとき、“おかえりなさい”と迎え入れるのは遺族会だけじゃないか、それが遺族会の存在意義」

戦没者数が5174人といわれる唐津市では、毎年、市内9つの地区で追悼式が行われています。
唐津市の浜玉地区で開かれた追悼式には、遺族54人を含む約70人が出席し地区の戦没者390人に黙とうを捧げました。

【浜玉町遺族会 荒田義毅会長(88)】
「戦後80年という長大な時間がすぎていき、遺族自身も自分が遺族だという観念があまりない人も出てきた。写真でしか戦没者を知らない(人もいる)」

浜玉町遺族会の会員数は約240人ですが、高齢化が進んでいるほか、天候の影響で今年は出席者が少なかったということです。

サガテレビ
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