昭和50年(1975年)に行われたアオサの収穫
漁場に広がるクイと養殖網の美しい幾何学模様。愛媛県宇和島市津島町の岩松川河口でアオサの収穫が行われた。
潮が引いたあとの網に、びっしりと着いたアオサを手作業で丁寧に収穫していく。
冬に始まった収穫はこの時季が最後の追い込み。アオサは天日乾燥させ主に佃煮用に出荷された。

昭和51年(1976年)野村町でワラビ取り
農家の主婦たちが一生懸命採っているのは山菜のワラビ。
西予市野村町では地元の農協が、町の特産品としてワラビの共同出荷を行っていて、ワラビ取りは農家の主婦の貴重な副業になっていた。
主婦らは朝の家事をすませたあと、近くの山へでかけワラビ取りに精を出し、多い人は1日50キロも採っていたということだ。

丹原町で鯉のぼり 昭和54年(1979年)の出来事
大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
西条市丹原町の山あいを流れる鞍瀬川をまたいであげられました。
地元の女性が息子の初節句を祝ってあげ始めたもので、「鯉の滝のぼり」として人気を呼び、休日には大勢の見物客が訪れたそうです。

昭和63年(1988年)の「珠算競技大会」
玉を弾く音が静まり返った会場に響く。
そろばんの愛媛ナンバーワンを決める「珠算競技大会」の一幕。
松山で行われたこの大会には、小学生から一般まで100人以上が参加し、見取り算や暗算など7種目で競っていた。
中には、ハチマキ姿で気合いを入れる参加者もいて、会場は熱気に包まれていた。
