5月8日は「ゴーヤー」の日です。
セグロウリミバエによる影響が懸念されるなかこれから旬を迎えるゴーヤーの魅力を発信しようとセレモニーや出前授業などが行われました。
県農林水産部喜屋武盛人部長:
ゴーヤー発祥の地・沖縄から本日、ゴーヤーの日を宣言します
8日朝、県中央卸売市場では、沖縄を代表する島野菜・ゴーヤーの魅力を県の内外に発信するセレモニーが開かれました。
県産のゴーヤーは全国の生産量の4割近くを占めていますが、2025年はセグロウリミバエのまん延を防止する緊急防除のため出荷には検査が必要で、市場には合格したことを証明するラベルが貼られた新鮮なゴーヤーが並びました。
午前6時に始まった競りでは、生産者が丹精込めて育てたゴーヤーを仲買人たちが威勢のいい掛け声とともに次々と競り落としていました。
収穫の最盛期を迎えている農家は大忙しです。
今帰仁村崎山にある山城恒大さんの農業用ハウスでは2024年12月に苗を植えたゴーヤーの収穫が3月から始まっています。
農家 山城恒大さん:
もうすぐ。獲ってもいいくらい。とても美味しいです。すぐ出荷できます
セグロウリミバエのまん延を防ぐためハウスの入口はネットを2重にするなど対策を講じています。
農家 山城恒大さん:
ハウスの隙間とか開いていたりビニールの破れだったりそういうセグロウリミバエが侵入することを防ぐことには気を遣っています
収穫したゴーヤーは集出荷場へ運ばれ、ひとつひとつ手作業で出荷の準備が進められていきます。
農家山城恒大さん:
農家もウリミバエの防除を頑張っていますので、安心してゴーヤーを食べていただけるんじゃないかと思いますので。どうぞたくさん召し上がってくださいませ
山城さんのハウスでは10トンの収穫を見込んでいます。
一方こちら、糸満市の真壁小学校ではゴーヤーに関する出前授業が開かれました。
このなかでは南部農業改善普及センターの根間光里さんからゴーヤーの育て方や栄養素について説明しました。
ゴーヤーが苦手という子どもたちに根間さんは、苦みの少ない「あばしゴーヤー」をおすすめしました。
黒いTシャツの女の子:
(Q授業で新しく学んだことはありますか?)ゴーヤーは太陽が当たって緑になっていることが分かりました
ゴーヤーについて学んだあとは・・・。
浅田萌菜記者:
5月8日のゴーヤーの日に合わせて、糸満市の小学校ではゴーヤーのメニューが提供されます
給食で振舞われたのは地元・糸満市で収穫されたゴーヤーです。
黒いパーカーの女の子:
(Q今日の給食どうだった)ゴーヤーがいっぱい入ってるから健康な体になれたと思う
男の子:
(Q好きなゴーヤー料理は?)お母さんのゴーヤーチャンプルが一番美味しい
食べて、学んで、地元のゴーヤーの魅力をたっぷりと感じた子どもたち。栄養満点のゴーヤーを食べて元気いっぱいにこれから始まる本格的な夏を迎えます。