大野市出身の画家、近藤吾朗の油絵を集めた企画展が大野市内のギャラリーで開かれています。
絵の具をたっぷりと使った重厚な油絵を数多く残した近藤吾朗は、1911年に旧大野町に生まれました。中国で東洋美術、パリで西洋美術、その後は中近東を巡りながら古代美術を学び、写実の美を追求し、美術年鑑に岡本太郎らとともに名を連ねる実力派の画家です。
企画展では、国内の寺院や海外の風景などを描いた20点を展示。油絵具を塗り込めながら物事の本質を描き出そうとした近藤の情熱が伝わってきます。
会場では、昭和の同時期に活躍した岡本太郎などの作品も展示されています。企画展は大野市のCOCONOアートプレイスで、6月22日まで開かれています。
※5月7日、8日は休館。