千葉県柏市で3月29日、乗客を乗せた路線バスと対向車が、交差点内で正面衝突しかける危険な瞬間がカメラに捉えられた。

原因はバスの右ウインカーの消し忘れで、対向車はバスが右折すると判断したところを直進してきたという。運行会社は、再発防止のため運転手へ注意喚起を徹底するとしている。

交差点で路線バスと“あわや正面衝突”

雨の降る千葉県柏市で、3月29日午後1時過ぎ、交差点で撮影されたのは、乗客を乗せた路線バスと対向車が、あわや正面衝突となる瞬間。

バスと衝突しそうになったドライバー(撮影者)によると、「交差点を右折しようとしていたところを、前から路線バスが来て、お互い右折ウインカーだった」という。

ウインカーが光っているバス(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
ウインカーが光っているバス(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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当時、交差点に入るバスはウインカーが光っていた。

バスと衝突寸前の瞬間(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
バスと衝突寸前の瞬間(FNN投稿サイト「ビデオPost」)

撮影者は“曲がるだろう”と思って右折を開始した。しかし、バスは直進してきたのだった。

“右折ウインカー”のままなぜ直進?理由をバス会社が説明

なぜ、バスはウインカーを出しているのに、曲がらなかったのか。路線バスを運行する会社に話を聞いた。

まず、正しい運行ルートがどちらだったのか確認したところ、「交差点を直進するルートが正しいです」との回答だった。

ウィンカー出したまま走っていたバス(再現イメージ)
ウィンカー出したまま走っていたバス(再現イメージ)

では、なぜウインカーを出していたのか聞いてみると、「バス停を出発する際、後続車に発進を知らせるため、右のウインカーを出しています。そのウインカーを消し忘れたまま走行し、交差点に進入してしまいました」と説明した。

つまり、原因は運転手の“ウインカーの消し忘れ”だった。

路線バスの運行会社は、「改めて確認を行うよう運転手に注意喚起を行い、再発防止を徹底するよう努めて参ります」とコメントしている。
(「イット!」 5月2日放送より)

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