川崎市に住む女性が2024年12月から行方不明になり、元交際相手の男の自宅から遺体で見つかった事件で、警察は男を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

白井秀征容疑者(27)は2024年12月20日ごろから4月30日までの間、元交際相手の岡﨑彩咲陽さん(20)の遺体を自宅に遺棄した疑いが持たれています。
岡﨑さんは2024年12月から行方不明になっていて、警察は4月30日に白井容疑者の自宅を捜索し、バッグに入った岡﨑さんの遺体を発見していました。

調べに対し、白井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
一方、岡﨑さんが行方不明になる直前、白井容疑者からのストーカー被害を警察に訴えていたことについて、警察は「被害の相談を受けていたという認識はなかった」と説明しました。

12月9日以降、岡﨑さんから9回電話があったものの、ストーカー規制法に基づく警告を行わなかったことについては「あくまで被害者の意向を踏まえた。警察に対応を望んでいないと判断した」と述べました。

5月3日午後8時過ぎ、取材に応じた岡﨑さんの父親は「僕は何回もストーカーで捕まえてくれって何回も言ってるから。でもその被害を受けてる本人がいないから、それはできないってずっと言ってた。そしたら最後ストーカーって言ってるじゃないですか。言ってることとやってることが全く違うから話にならない」と話しました。

警察は、白井容疑者の自宅をストーカー規制法違反の疑いで捜索したことについて「あとから犯罪事実の構成が可能になった」としています。
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