新しい広島駅ビルは、8月に路面電車が2階に乗り入れる予定だが、その駅前の新ルート完成を祝ったイベントに1万人が集まった。

駅前新ルートで完成イベント

連休初日の4月29日、鉄道ファンがカメラを構えた先には…

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8月に開業する広島電鉄駅前大橋ルートを進む路面電車の姿が。
静岡から来た人は「街が大きく変わる瞬間が見られて嬉しい」と満足げな様子。

この日は新ルートにできた電停に路面電車を止めて、イベントが催され、1万人が集まった。
電車の中では、車内放送とドアの開閉体験が人気を集めていた。

稲荷町新電停のホーム
稲荷町新電停のホーム

また、新しくできた稲荷町電停は、ホームと電車の段差がほとんどないつくりになっている。

そして、壁はガラスで見通しがよく、幅の小さい屋根はスマートなデザイン。

イベントに来た子どもは、新ルートについて「電車が上にあがることが楽しみ」と8月の駅ビル乗り入れを期待していた。

線路点検カートを体験

駅前新ルートの開通前の線路では、新幹線用の点検カートの乗車体験が催された。

新幹線の線路点検カート
新幹線の線路点検カート

線路を点検するカートなので、低い位置からの眺めは、普通はできない体験だ。新幹線とレールの幅が同じなので、このカートを走らすことができたということだ。

野川諭生アナウンサー(右)
野川諭生アナウンサー(右)

取材した鉄道ファンの野川諭生アナウンサーは「エンジンの振動が伝わってくる」と興奮気味だった。

このイベントには1日で1万人が来場し、8月の開業を多くの人が心待ちにしているようだった。

このイベントに先立ち4月25日夜には、新ルート上で線路が十字にクロスする部分で試運転が行われ、工事関係者が見守る中、電車がゆっくりと新しい線路上を走り、安全確認を行った。

(テレビ新広島)

テレビ新広島
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