長野県飯田市で男性4人が乗っていた乗用車が天竜川の堤防道路から転落し、水門に衝突した。全員が病院に搬送され、1人が死亡、2人が心肺停止、1人が重傷だという。警察が事故の原因を調べている。
通報「損傷が激しく救出できない」
原形をとどめないほど大破した乗用車。赤い鉄骨が覆いかぶさっている。
事故があったのは飯田市松尾清水の天竜川の堤防道路。

4月24日午後0時半過ぎ、近くの工場の従業員が「自動車が堤防道路から水門付近に転落し、損傷が激しく救出できない」などと消防に通報した。
専門学校生が死亡 2人心肺停止
車には男性4人が乗っていて全員が病院に搬送されたが、警察によると、運転していた宮田村の専門学校生(20)が死亡、2人が心肺停止、1人が重傷だという。

車は堤防道路を南側に向かって進んでいたとみられる。
道路は広くはないもののほぼ直線で見通しは良い。
スピードが出やすい場所
近所の住民は「あまり車は通らないから60km/h以上は出している車が多い」とスピードが出やすい場所だと話す。
事故前の現場付近は、門の前には道路とつなぐ赤い橋がある。

事故後、赤い橋は事故を起こした車をつぶすように落ちていた。
かなりのスピードで堤防道路を転落し、赤い橋にも衝突した可能性がある。

警察は男性4人の身元の確認を進めるとともに詳しい事故の原因を調べている。
(長野放送)
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