大阪・関西万博には、未だオープンできていないパビリオンがある。
そのひとつがインド館だが、未完成であることから、ある呼び名がつけられて、いまSNSなどで話題になっている。

万博の「サグラダ・ファミリア」

「インド館は未完成であってほしい。万博のサグラダ・ファミリア」
「インド館は万博期間中ずっと作り続けてたらいいんじゃない。サグラダ・ファミリアみたいに」

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開幕後にも関わらず工事が続けられていることで、「逆に」注目を集めているインド館。

そこで例えられたのが、着工から140年以上が経った今もなお建設が続く、スペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」。

これは、1週間ほど前のインド館の様子…。

記者リポート:
柵があってまだ工事中ですね。中に入ることは出来ません。ゲートの目の前にも電気の配線などがまだむき出しになっています。石なども転がっていますね。まだ完成はしてないようです。

インド館の周りには、ビニールシートを抱えた、外国人と思われる作業員の姿が、複数見られる。

さらに、柱の下の部分をセメントで補強するなど、まだ工事の真っ最中。

一方、24日の様子を見ると…。

ビニールシートや作業員の姿は見られず、屋外にあるオブジェも動いていた。

こうした状況に、SNSでは…。

「日々進化するインド館!がんばれ!早く完成させてください」

励ましの声が挙がっている一方で、こんな声も挙がっている。

「なかなか万博に行けなくて、今は『待って、このままじゃインド館が開館してしまう』という気持ちになってる」

一体、インド館はいつオープンできるのか。関係者に取材すると…。

インド館関係者:
分からないんですよ。まだ決まっていないから。

関係者によると、現在、内装工事に関しては、ほぼ完了しているという。

一方で、工事が遅れたことについては、こう話した。

インド館関係者:
遅く始めた割には、よく頑張った方だと思いますけどね。実際、工事始まったのは1月ぐらいだからね。2カ月ぐらいでこれだけ仕上げたったら、逆に言ったらインドの底力みたいのがあるかもしれないですね。

担当者は、出展の判断に時間がかかったことがオープンが遅れた主な要因だと説明している。
(「イット!」4月24日放送より)