“演歌の女王”八代亜紀さんのプライベート写真が同封されたアルバムが発売され、一夜明けた22日、八代さんの出身地、熊本県・八代市長は「本当に強い憤りを感じております」と怒りをあらわにした。

八代市長「強い憤り」販売中止を訴え

2023年12月、73歳でこの世を去った八代亜紀さん。

今回のアルバム販売を巡って、八代さんの出身地である熊本県の八代市長は「行政としては対応に限界がある」としながらも販売の中止を訴えた。

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熊本・八代市 中村博生市長:
残念であります、本当に強い憤りを感じております。(事務所と)連携を取らせて頂きながら、事務所の応援団的みたいにやっていきたい。

21日、発売されたベストアルバムの特典として同封されたのは、20代の頃に同棲していたディレクターが撮影したとされる極めてプライベートな写真。

ネット上の署名サイトではアルバムの発売中止を訴える署名が約7万7000件を超え「八代亜紀さんの尊厳を守れ」というハッシュタグが一時トレンド入りした。

街からも「最初(ニュース)聞いたとき涙でてきた。もう本当腹が立ってね、もう(販売を)やめてほしい」といった声が聞かれた。

 しかし、レコード会社社長は「当然うちが全部権持ってるわけだし、誰かに許可を得る必要があるんですか。僕も“男の意地”として(姿勢は)変えないです」と話し、周囲の声を意に返さず発売に踏み切った。

フリマサイトを見てみると、既にたくさん出品されており、中には定価3700円のアルバムが約15倍の最大5万5000円で転売される事態にまでなっていた。

シリーズ化を狙ったものか…今後の販売は?

さらに、気になるのは、表紙の“第一弾”の文字。シリーズ化を狙った販売を示唆しているのだろうか?

レコード会社は、アルバムの中で今後の意向についても明かしている。

レコード会社社長:
今後も第2弾・第3弾として発売していく予定です。

発売を受けて21日、FNNに対し八代さんの事務所は「現在、ご遺族が主体となって弁護士と法的措置を検討中です」と答えた。
(「イット!」 4月22日放送より)

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