京都の由緒ある神社が生成AIで作ったイラストをSNSのアイコンに利用したことで、SNS上で“炎上”騒動が起きた。
神社には、「呪う」「叩き殺す」といった言葉や、ガソリンで燃やすイメージの画像が、メールで送りつけられる事態となっている。

■「人間には根源的なある種の違和感がある」と藤井教授
この問題について京都大学大学院の藤井聡教授は、「機械の最先端に、人間は根源的なある種の違和感がある」と指摘した。
京都大学大学院 藤井聡教授:AIの問題というのは、機械の最先端のものに対して、人間というのは根源的なある種の違和感がある。でも便利になったりする、いろんな意味でメリットもあるので、付き合っていくんです。
京都大学大学院 藤井聡教授:その違和感が、今回は神社であった。機械と最も反対の、神社の精神性の根幹であるところが、AIを使ったというところに、ある種の市民の潜在的な違和感というのが出てきてしまった事案なのだと思います。それも一つの参考として、これからAIとの付き合い方をしっかり考えていかないと。

■「批判を超えた常軌を逸した攻撃というのは、絶対許されてはならない」
京都大学大学院 藤井聡教授:いずれにしても、とんでもない批判、批判を超えた常軌を逸した攻撃というのは、絶対許されてはならないということも、しっかり理解しておかないといけないですね。

(関西テレビ「newsランナー」 2025年4月18日放送)