日本維新の会の吉村代表は、先月の参議院選挙の結果を受けて前原共同代表が引責辞任する意向を示したことを受け、「結果責任なので、私にも責任がある」と話しました。

そのうえで、自身が党の代表として信任に足るのかどうかの投票を、維新の全ての議員に対して行っていると明らかにしました。

一方、吉村代表は「党の代表を務めることを続けるのであれば」との前提をつけたうえで、新しい共同代表については「国会議員団による選挙でえらばれた代表を、共同代表として指名すべき」との考えを示しました。

■「自分の首は維新の全議員に委ねる」”挙党体制”目指して

【日本維新の会・吉村代表】「きのう、前原共同代表から国会議員団代表の辞表の提出を受けました。理由として、選挙の結果、これからことを渡っていくうえにおいて、挙党態勢、一致団結して進んでいくべきだと。そのうえで人心を一新してやるべきだと言う前原さんの思いのもとに辞表の提出がありました。

この間、本当に大変な困難もたくさんある中で、前原共同代表と執行部メンバーで一緒にやって来ました。なかなか難しい局面もたくさんありましたけれども、本当に一生懸命、そのときそのときでベストと思うところを尽くしてきました。

ただ、今回の結果も受けて、前原共同代表の思いとして、そういった強い思いの中での、辞表の提出もありましたので、私自身もそれを代表として受けました」

(Q:今後どう対応していくのか)

【日本維新の会・吉村代表】「僕自身が代表として信に足るのか、足りないのかと言うことの投票を、いま、維新の全議員に対して行っているところです。私自身は、それは党のルールですから、それに従うと言うことはこれまでも申し上げている通りです。

挙党態勢で進んでいくべきだというのは私も同じ意見ですし、人心を一新して進んでいくべきだと言うことについても、私も同じ考え方です。今後国会議員団の代表を国会議員の中で、僕は選挙で選ぶべきだというふうに思っています。

そして、選挙で選ばれた国会議員の中で、選挙で選ばれた代表の下で、誰がなったとしても維新の仲間ですから。誰がなったとしても。一致団結して結束して、これからのことに当たっていく必要があるというふうに思います。

結果責任ですから。私自身も責任があるというふうに思っています。 なので、もう自分の首は維新の全議員に委ねて、その判断に従います」

■執行部メンバー変わっても「公約実現最優先」

吉村代表は、国会議員団にはまだまだ課題があると指摘したうえで、執行部が一新されても与党とのかかわり方について「公約実現」のスタンスが変わることはないと強調しました。

【日本維新の会・吉村代表】「僕自身の責任でもあると思いますが、やっぱり国会議員団の中で一つの塊になって進んで行くという意味では、まだまだ課題があると言うふうに思っています。まだまだ充分できてないところもあると思っています。

まさに政策実現、そして有権者の皆さんとの公約を果たす。実現させるためにどういった体制が最も適切かというのを考えた時に。前原共同代表もそういった判断をされた。で、僕自身も同じ判断をしております。ですので、公約を実現する、政策を実行するというスタンスが変わることはありません」

関西テレビ
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