5月5日の端午の節句に向けた準備です。岡山県和気町にあるこいのぼりメーカーでは生産がピークを迎えています。住宅形態の多様化に合わせた新商品も登場しました。

(こいのぼりを縫う様子)

創業78年、岡山県和気町にある「徳永こいのぼり」。こいのぼりの国内シェアは約40パーセントと、全国トップの生産数を誇っています。作業場では、5月5日の端午の節句に向け、従業員総出でこいのぼりの絵柄が入った生地を裁断したり、ミシンで縫い合わせたりしています。

徳永こいのぼりが生産するこいのぼりは約100種類。中でも2025年の注目は・・・

(中西源太記者)
「こちらのこいのぼりは窓に取り付けることができて、まるで空を飛んでいるようです」

新発売のこいのぼりは屋外で飾ることが難しい家庭向けに作られ、高層マンションでも飾ることができます。また、保育所の行事や商業施設のイベントなどでのこいのぼりの利用がここ数年で増えているとして、2025年からこいのぼりのレンタルサービスを開始しました。

(徳永こいのぼり 永宗洋専務)
「端午の節句は家族の愛情を子供に注ぐ日。そのきっかけにこいのぼりがあると思うので、ぜひ端午の節句にはこいのぼりを泳がせて子供とすてきな思い出を作ってもらえれば」

徳永こいのぼりは2025年、約3万セットの生産を見込んでいます。

岡山放送
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