岡山県鏡野町で東京の企業が計画していた国内最大級の風力発電事業について、企業が事業を撤退したことが分かりました。

事業撤退を決めたのは東京の再生可能エネルギー発電、「ENEOSリニューアブル・エナジー」です。計画では岡山県鏡野町の標高約1200メートルの尾根沿いに最大25基の風車を設置し、2026年以降の着工を目指していました。

国内最大級の風力発電事業となる計画でしたが、地元の住民団体が景観を損なうなどとして、中止を求める請願を町議会に提出し採択されていました。

町などによりますと8月8日、企業の担当者が町役場を訪れ、瀬島町長に撤退を報告。2025年4月、岡山県が岡山市と倉敷市を除く県内全域を「規制区域」に指定したことで規模を削減する必要が生じ、採算の見通しが立たなくなったことが理由だと説明したということです。

岡山放送
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