岡山県などに生息する絶滅危惧種の魚・アユモドキ。その人工繁殖に取り組む岡山市のビール工場で4月8日、生育調査が行われました。
口元のひげと体の縞模様が特徴的なアユモドキ。岡山県と京都府の一部の川にしか生息しておらず、国の天然記念物と環境省の絶滅危惧種に指定されています。
岡山市東区のキリンビール岡山工場では庭の池を活用し2019年からアユモドキの人工繁殖を行っています。
(長尾龍希アナウンサー)
「こちらが去年(2024年)生まれたとみられるアユモドキです。体長は6センチ。小さくてかわいらしいですね」
工場によりますと、8日は60匹が確認され前回の調査と比べ若い個体が増えているということです。
(キリンビール岡山工場総務広報担当 大岩佑介さん)
「アユモドキの繁殖が成功したが大きくなって産卵することは道半ば。地域ぐるみで保全できたら」
工場では、アユモドキが産卵の時期を迎える6月に次の調査を行うことにしています。