連合福井が発表した2025年の春闘の中間状況によりますと、賃上げ率が6%となり過去最高だった2024年を上回ったことが分かりました。
  
連合福井によりますと、4月3日時点で要求書を提出した101の組合のうち62組合で妥結または回答があり、組合員一人当たりの平均賃上げ額は1万7445円、平均賃上げ率は6.0%で、いずれも過去最高だった2024年をさらに上回りました。
 
過去最高の賃上げの背景には、深刻な人手不足が続く中、人材の流出を防ぎ新たな採用につなげるための「防衛的賃上げ」という側面もあり、業績が改善していなくても賃上げせざるを得ない状況もあるということです。
  
今後は、賃上げに対し中小企業の体力がどこまで続くかが課題としています。

福井テレビ
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