日本三大夜桜の一つで、多いときには2日間で100万人以上が訪れる新潟県上越市の高田城址公園・観桜会。6日に開花が宣言される中、観桜会をさらに盛り上げようと、地元の高校生たちが人力車で桜を楽しむ企画を立ち上げた。
企画したのは高校生!“人力車”で楽しむ観桜会
上越市の高田城址公園に用意されていたのは、観光地などで人気の人力車だ。

この人力車を用意したのは、上越市を拠点に2024年、高校生などが起業した学生団体・新潟エアセレスト。
小酒井一真代表は「いまは高校生8人でやっているが、地元の上越を中心に観光を盛り上げて、もっと上越の魅力を発信していこうというものが主になって活動している。人力車は2024年から計画していた通り、この観桜会を私たちでも盛り上げるべく、東京からお呼びした」と話す。

2025年で100回目の節目を迎える観桜会を盛り上げようと、2024年夏から東京で人力車を運営している会社などとの調整を重ねてきた。
東京みなと人力車田中屋の田中宏典代表は「こんなに若い子たちに人力車の魅力を知ってもらい、それから高田の街に人力車の文化を根づかせていきたいというお声もいただいてうれしかった。少しでも力になれたらという気持ちでやっている」と笑顔を見せる。
クラウドファンディングでの協力呼びかけ
今回の企画では安全面を考え、人力車の運営会社に人力車を引いてもらうほか、乗客は2つの運行ルートを選択できるという。

人力車は4月12日と13日に運行するが、資金が不足していることからクラウドファンディングでの協力を呼びかけていると小酒井代表は話す。
「高校生というところで、補助金もついていないし、資金も持っていないが、一人でも多くの皆さんにご協力をいただいて、まずは第一歩を築いて、次につなげていけたら」
100回目の節目に高校生たちが企画した人力車と桜のコラボ!いつもとは違った景色を楽しむことができそうだ。
(NST新潟総合テレビ)