盛岡市大通に2024年12月にオープンした「Meeats BoardGame&Kitchen(ミーツボードゲーム&キッチン)」は、ボードゲームと料理を融合させた新感覚のお店だ。
店長の畑山幸貴さんは「コンセプトしては、食事とボードゲームどちらも楽しめる店。盛岡でもボードゲームカフェ自体珍しいし、食事も本格的に楽しめるところは少ないと思う」と話す。
看板メニュー・キューバ風のサンドイッチ「クバーノ」は、ほぐした豚肉の他にベーコンやチーズをサンドしていて、食べ応え抜群だ。
店主の畑山さんが映画で見た「クバーノ」にインスピレーションを受け、メニューにした。
店長 畑山幸貴さん
「(クバーノは)クミンとかコリアンダーなどスパイスをメインに使っている。パンはソフトフランス。お腹いっぱいになると思う」
同じサンドイッチでもインパクトのあるメニューがもう一つある。
「ミートバスター」は牛ハラミを300g使った肉好きにはたまらない一品で、噛むほどにハラミの旨味があふれ、パンチが利いた自家製バーベキューソースとよく合う。
店長 畑山幸貴さん
「(ミートバスターは)赤身をしっかり味わうための味付けにしている。最初に表面を香ばしく焼き上げた後にソースを絡めることによって、ゆっくり肉に火が入るように工夫している。トマトソースをベースにして、にんにくや醤油、スモークパプリカという燻製のような風味が付いた調味料を使っている。ボリューム満点で皆様に多くの肉を食べてもらいたくて作った」
このようなメニューづくりについて、店長の畑山さんは「ボードゲームをしながら食べやすい状態のものにしたいと思って出している」と理由を語る。
ボードゲーム担当 加藤源希さん
「料理の方は畑山に任せ、私はお客さんにボードゲームの説明やオススメするのが仕事。350種類以上が開店時にあり今だと400種くらい。元々、畑山が飲食店を開いていて同じボードゲームと関連する店をやりたいという志があり、せっかくなら一緒にやれた方がいいかなと」
ボードゲームは、共同経営している加藤さんの私物がほとんどで、店ではゲーム担当として楽しみ方をお客さんに教えている。
また、本格的な肉料理・ローストビーフ丼はかなりの人気だという。
店長の畑山さんは「固まりの肉を低温調理でじっくりと火を通し、しっとり柔らかな食感に仕上げている。ソースも自家製で醤油ベースのさっぱりしたタレになっている」と人気の理由を話す。
加藤さんは「畑山の作る料理がかなりおいしいので、ボードゲームと一緒に食事も楽しんで、食事だけでも来てもらえるような店になればありがたい」と話していた。
インパクトのある肉料理とボードゲームの数々。一人でも、仲間と行っても楽しめる店だ。