宮崎県都城市に完成した陸上競技場「KUROKIRISTADIUM」が、県内初の「世界陸連クラス2」に公認される予定だ。競技場は県が約177億円をかけて整備、2年後の「みやざき国スポ・障スポ」では陸上競技や開・閉会式が行われる。この競技場は観客とアスリートの距離が近いのが特徴で、大会が盛り上がるのではないかと期待されている。

みやざき国スポ・障スポの開催まであと2年。都城市山之口町に完成した陸上競技場内にあるすべての施設が報道関係者に公開された。

メインの陸上競技場「KUROKIRISTADIUM」は、アジア大会などが開催可能となる「世界陸連クラス2」に県内で初めて公認される予定で、県が約177億円をかけて整備した。
2年後のみやざき国スポ・障スポでは、陸上競技のほか、開・閉会式が行われる予定だ。
気になる「KUROKIRISTADIUM」の内部は…

写真判定室。この部屋の上にカメラが設置されている。

そして、ゴールの延長線上で写真判定を行うということだ。

競技場内には100mレーンや走り幅跳びなどのレーンまで揃った全天候型の屋内走路を備えている。

人工芝のウォーミングアップルームなども整備されている。
大自然が気持ち良い「AKAKIRIFIELD」

補助競技場は、「AKAKIRIFIELD」と名付けられた。背景には美しい山々があり、観戦する時も気持ちが良さそうだ。「AKAKIRIFIELD」は補助競技場として都城市がおよそ26億4000万円かけて整備。国スポ・障スポ開催時は練習会場として使われる予定だ。

県国スポ・障スポ局 施設調整課 小野泰和課長補佐:
観客とアスリートが近いところは他のスタジアムにない特徴なので、選手も観客も非常に盛り上がる施設になるのではないかと思っている。
これらの陸上競技場を含む「霧島スポーツランド都城」は、4月12日に供用開始。「KUROKIRISTADIUM」では、オープニングセレモニーとスタジアムツアー、県の陸上競技記録会が行われる予定だ。

また、5月3日には県内初開催となるラグビーリーグワン公式戦、九州電力キューデンヴォルテクスと清水建設江東ブルーシャークスの試合が行われる。県民は500円で、都城市民は無料で観戦できるということだ。
(テレビ宮崎)