25日未明、東京・西東京市のスナックで見つかった、血を流して倒れていた男女。女性の方が、これまでに複数回、警視庁にDV被害の相談をしていたことが分かった。
25日午前2時半過ぎの110番通報で事件発覚
事件が発覚したきっかけは、25日午前2時半過ぎの「建物地下1階にあるスナックから水がもれている」という110番通報だった。

現場に警察官が駆け付けると、ドアは内側から鍵がかけられた状態だったという。

管理会社の合い鍵を使い店内に入ると、スナックの店長、徳山智美さん(37)がカウンターの内側で血を流しあおむけで倒れていたほか、カウンターの外側では首に複数の刺し傷がある40代男性が意識不明の状態で発見された。
そばには血の付いた果物ナイフが落ちていたという。
徳山さんは顔をひどく傷つけられていて、その場で死亡が確認された。

スナックに行ったことがあるという人は徳山さんの人柄について「性格は誤解されるけど、意外とスパッスパッと話される方です。誰と話をしても秘密は守るでしょうけど、ある程度は自由にお話しされる方です」と話す。
男性は釈放されたばかりの元夫か
さっぱりとした性格だったという徳山さん。
警視庁に対しては1年ほど前から、元夫の男性から受けていたとみられるDVに関する相談を複数回していたという。

そのきっかけは2024年5月、今回倒れていた男性がスナックのあるビルに車で突っ込んだ上、徳山さんを殴って逮捕された事件だった。
今回の現場で倒れていたのは事件を起こした元夫とみられる男性で、3月に執行猶予付きの判決を受けて釈放されたばかりだった。警視庁は男性の回復を待って事情を聴く方針だ。
(「イット!」 3月25日放送)
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